特別支援教育

2020年1月18日 (土)

「うさぎと一緒に」

2019度NHK障害福祉作文コンクールで優秀賞に輝いた作品のタイトルです。

受賞者は発達障害を持つすーちゃんという幼稚園児を育てるヤングママ、石川洋子さん。

相模原市在住と知り、インタビュー番組にくぎ付けになりました。

2歳の頃から子育てに違和感を持ち、日中何度も叱っては、夜、寝顔を見ながら

自責の念に駆られていたそうです。

ママ友に相談して「大丈夫だよ」と言われても、モヤモヤは続きます。

不安を抱いて専門家に相談したところ、「大丈夫じゃないね」と言われ、診断テストを受けました。

「アスペルガー症候群」と診断が出た時は、原因が分かり、ご夫妻そろって心底安堵したそうです。

そして理解や支援を求める時、「悪い所ばかり見ないで。良い所も一杯あります」と具体的に説明できることが嬉しいとおっしゃいます。

タイトルの「うさぎと一緒に」は、幼稚園で飼われているうさぎが大好きで離れられないすーちゃんに

「お弁当や読み聞かせの時間はうさぎの前でやろうよ」とクラスのみんなからアイデアが出たそうです。

これこそ合理的配慮!!

「スーちゃんを否定しない。特性を理解した上で良い所を見る」すばらしい学びです。

時代の目指す「共生」の大切な視点だと思います。

 

 

2019年12月18日 (水)

善のネットワーク

午前10時から2時間、ゆたかカレッジの川口信雄先生のセミナーがありました。

発達障害のある子にとって生活スキル・相談スキルがとても大切であるという内容でした。

アンケートには、先ず「ライフスキル」という言葉を知っているか否かが問われていました。

自立した日常生活を送るために必要な技能です。

講演では、10項目に分けて具体的な説明をされました。なるほどです。

アゴラのHPに上げておくことにします。

さらに特筆したいことは、聴講メンバーの中に

「あすぽーと」にボランティア講師として携って下さった田中先生と高橋先生がいらっしゃったことです。

お二人とも相模原で影響力のあるポストでお仕事をされています。

発達特性のある子たちを、より正しく理解し支援しようと、学びを重ねておられるお姿に感銘を受けました。

支援者が繋がって輪が広がることは嬉しいことです。

2019年10月18日 (金)

宿命を使命に変えて

少し宗教っぽいタイトルでしょうか?

しかし、彼女の生き方を表現するのにぴったりだと思うのです。

「彼女」とは、支援級の教育現場に音楽を楽しく取り入れながら介助員をされているM先生のことです。

昨日、あすぽーとのゲスト講師としてボランティアで登場して頂きました。

先ずは、ミニピアノとシトロン(私にはお初の楽器!)を使って共に奏でる楽しさを味わうことから始まりました。

「できるかしら?」と学期楽器を手にしたお母さんたち。失敗OKでチャレンジしました。

その間、先生が担当する子どもたちとの教育空間を彷彿とさせるやりとりには笑いあり、肯きありでした。

決して人を否定しないこと、マイナス語はプラス語に転じて表現する智恵の何と素晴らしいこと!

M先生の強みは、「当たり前」を手放した考え方、問題行動を笑い飛ばす強さ、

そして発達障がい当事者の姉として生きてきた半生だと思います。

弟さんぐるみの境遇を受け入れてもらえず2度の失恋。

失望感から、私は結婚できない、しないと封印したそうです。

でも、縁あって出会われた今のご主人は

そのこだわりを「そんなこと?」と一蹴し、

「よく頑張って来たね」とねぎらいを。

現在、2人のお子さんのママとして和楽の家庭を築きながら

家族ぐるみで弟さんの理解者です

ですから人一倍の思いを湛えて支援級の子どもたちに接しておられます。

歯を食いしばる場面も多くあったであろう数々を人間的に勝利して

益々貢献の人生を歩む彼女に涙が出るほど共感しました。

参加者の皆さんの帰る笑顔が嬉しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

2019年2月13日 (水)

バンザ―イ!バンザ―イ!

やァ、嬉しいです。

誰彼となく褒めて欲しい気分です。

「ここまであきらめずに、よく頑張ったね」 と。

特別支援教育士(S.E.N.S)の資格試験に通りました!

本日届いた「合格」です。

4月1日から正式な資格承認を得て、新たな学びと貢献がスタートします。

誰に真っ先に伝えたかですって?

もちろん、この 6年間苦楽を共にした「あすぽーと」の同志です。

彼女たちがいてくれて頑張り抜けました。

2018年11月28日 (水)

軽やかな選択

にこやかに私の名前を呼ぶ方がいます。

 

近づくと2年前に退塾した Y さんのお母さまでした。

 

Y さんには発達障害があります。

 

診断は小学 5年生時に受けたとのこと。

 

中学1年生になったばかりの 4月にアゴラへ入塾してくれました。

 

勉強に対しても意欲十分で、お母様のサポートを受けながら頑張りました。

 

しかし、2学期 3学期と月日が経つ中、次第に遅れが目立ってきました。

 

「○○ちゃんは頭がいい」「私はどうしてできないのだろう」とお友達と比べては自己卑下。

 

挙句には、塾の先生と合わないと転塾してしまいました。

 

障害を理解しながらも 「せめて普通に」 とお母様の努力は続きました。

 

そして、3 年生の秋。進路を決める時、

 

Y さんの様な特性を理解し指導をして下さるS高校にイチ早く決めたとのことです。

 

その理由は学校見学に行ったYさん自身が「ここに行きたい」と自己決定したからでした。

 

雰囲気、カリキュラム、先生たちの対応・・・全てがYさんに安心を与えるものでした。

 

「そうでしたか、おめでとうございます」と

 

耳を傾けつつ、私は頭の下がる思いでした。

 

そこには、子育てから 「普通」 を手放した母の輝きがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年1月27日 (土)

ラジオ出演

FM さがみのトーク番組に出演しました。

そう、ギョエですよね。

生まれて初めての経験で汗をかきました。

当日は、あの大雪の翌日。

外に出ることもままならず、スタジオではなく電話出演となりました。

少し残念

相模原市のボランティアサポートセンターの提供で10分ほどのインタビュー形式です。

1.団体を立ち上げた理由、きっかけ

2.活動の目的や内容

3.イベントのお知らせ など

アスポートは活動をスタートして5年になります。

個人的には、先ずは10年は続けたいと考えています。

多くのお母様、そして子どもたちがその流れの中で変容します。

もちろん私自身も成長します。

あらためて 「繋がって強くなる」 ことの正しさを感じます。

2017年12月10日 (日)

S..E..N..S (センス) の最終試験

本日、「特別支援教育士(センス)」資格認定試験の筆記試験がありました。

年に1回、万を持して臨む受験者は全国各地から。

結果通知は明年2月末とのこと。

会場の明治学院大学は何度も受講に通った周知の場所です。

必須の30単位を取り終え、実習に合格したとは言え、

改めて勉強しなおす随所に、発見と感動そして納得がありました。

テキストには、

「『発達障がいとは何か?』 という根源的な問いは

歴史的変遷、医学や科学・技術の進歩、法的整備等に伴って変わっていくものである。

国や地域によっても異なる。

他の障害と比べても特にその変化の大きい障害であろう。

したがって少なくともしばらくの間は、この問いを問い続け 

その時々の最善の回答と対応をしていく必要がある。」 とあります。

とても印象的な一文です。

今後の変化・発展を窺わせるものであり、継続した学びを決意しました。

ともあれ、受験に至る今日までの奮闘の日々、

我と我が身をしばし労いましょう。

え~、手応えですか?

それは、ある様な、無い様な・・・ありませーん( ̄Д ̄;;

2017年12月 1日 (金)

O先生との語らい

Q: 「O先生が、良い先生だと評価される観点は何ですか?」

A: 「子どもから好かれていることですね」

S大学教育学部で教鞭をとっておられるO先生から

「たまには食事しながら語らいましょう」と

日頃の私たち“あすぽーと”へのねぎらいを込めてのご提案がありました。

まさに役得!

初冬、紅葉のキャンパスに女子学生気分で3人が集いました。

ワンコインにおつりのくる質素な学食は、心豊かな大王膳に早変わりです。

30年前、先生が公立小学校で 「特殊教育」 に就いておられた時代は、孤立無援状態。

そうした中、現在に至る 「特別支援教育」 の先駆け、更には礎を築いて来られました。

その功労は周囲の認めるところであり、今や安心の灯台となっておられます。

この学びに幸せを感じながら、前へ前へと進みたいと思います。

2017年11月 6日 (月)

南雲 明彦(なぐも あきひこ)さん

11月4日、ボランティア団体「あすぽーと」主催の講演会がありました。

5回めとなる今年の講師は、新潟在住の青年、南雲明彦さん、

LD(読み書き障がい)当事者でもあります。

参加者は146名で、

保護者、当事者、療育や教育関係者、また市会議員や行政担当の方々など多様でした。

あすぽーとは、発達障がいに対する理解と支援のネットワークを広げ、

生きづらさを軽減する社会を目指したいとの目標を持ち続けています。

しかし、そのために大事なこととして、このたび私自身の大きな学びがありました。

それは、あくまでも基本は、「1対1の人間関係から始まる」ということです。

南雲さんの言葉の中に「頭ではなく心で接して欲しい」とありました。

少しばかりの知識をもって、人をタイプ別に認識し、行動パターンを予測し

対応を決めがちな我が身の不徳に気付きました。

障害について学ぶことは、とても大切なことですが

先ずは、「ひとりの命を守ろう」という軸があってこそ。

それを欠いては、熱意があったとしても

支援に名を借りたやっかいな存在にすぎなくなると思い知りました。

2017年8月30日 (水)

やっほー!

♪:;;;:嬉しいことがありました。

特別支援教育士の資格取得に必要な、全ての単位をゲットできたのです!

10月の書類審査を通過したら、12月10日の最終試験が待っています。

合格は容易ではありませんが、まっすぐに進むつもりです。

3年前のこと。忘れられない場面があります。

階段教室に200名を越える受講者。

20代から40代の現役バリバリの方たちに混じって

「果たして、私はここに居ていいのだろうか」と不安になりました。

講義の最後に手を挙げました。

講師はLD学会理事長の柘植雅義先生。

曰く、「もし、タクシーの運転手さんが介護士の資格を持っていたら、どう思いますか?」

「安心でしょう?」

「ひとりでも多くの人が、発達障害という視点を持ってほしいのです。」

「どうぞ、大いに勉強して下さい!」

涙が出るほど感動しました。

生きるのに困り感のある人を、いかに理解し、できる支援を考えるかー

そのために専門性を身につけるのだとハラが決まったのでした。

さァ、改めてテキストを開きましょう。

とても幸せな気分です。

いや、これからがもっと大変なんですが。(*´д`*).

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