塾生色々

2019年7月 6日 (土)

M くんの葛藤

大学受験生 M くんの、志望校合格への熱願は揺るぎないものです。

しかし肝心の学力が遠く追いつかず、高校の先生からはダメ出しのオンパレード。

ぱっとしない現状への激励でしょうが、そのたびに怒りと自己嫌悪に彼は凹みます。

昨日もそうでした。

全ての授業が終わり、静かな空間。

気落ちした彼を囲み、2人の講師と共に4人でじっくりと対話しました。

外は冷たい雨が降り続いています。

年齢はさして隔たってはいない講師に、

大学入試の不安も辛さも、受け止め共感してもらいながら、いつしか前向きの彼がありました。

塾頼みの、云わば他力本願の姿勢と、勉強の量も圧倒的に不足している甘さを反省する M くん。

何がポイントか、自分の強みを活かしながらも受験教科の勉強のバランスを取ることを勧める1人の熱血講師のアドバイスが的を得ています。

「あきらめるな」「自分でもびっくりする力があるんだよ」といつもはクールなもう1人の講師が明言しました。

1時間近く経ったでしょうか。

「頑張ります」とMくんは面を上げ雨の中を帰って行きました。

2人の先生たち、夜遅くまでありがとう!

そして M くん、本気で向かっていこう! いつでも応援しているよ!

 

2018年5月27日 (日)

声出せーッ

T くんは中学2年生。

身長が高く端正な顔立ち、バレー部ひと筋の男子です。

はにかみ屋で穏やかで感情の起伏は外に見せません。

授業を終え、帰る彼に言いました。

「 T くん、声を出してごらん。」

モノを聞かれたり指示されたりしたとき

ヌーッと反応する態度が気になっていたのです。

多分、心で発する言葉はあるのでしょう。

しかし声として私に届きません。

「部活で声出せーとかやってるんでしょう?」

「声を出したらどうなるんだろう?」

「経験あるよね?」

「ムードが変わるし、何だか力も出てくるよね。」

「人と話す時も同じだよ」

直言しました。じっと私を見ていた彼は

「ハイ」ときちんとした音量で応じてくれました。

「そだねー。いい感じ」と私。

次回、「こんばんわ!」と入ってくる彼を期待したいと思います。

2018年4月11日 (水)

志望校はハーバード

中学受験をする U 君。

小4のこの春からスタートしました。

大手塾で受験カリキュラムをこなしながら、アゴラでは国語を掛け持ちです。

「どこの中学校に行きたいの?」 と聞きました。

「中学校は分からないけど」 と真剣な目をして

「大学はハーバードに行きたいです」 と答えてくれました。

図書館に置いてある図鑑で調べたとか。

夢は大きく!良いことです。

小さな胸に描く壮大な未来!

高く険しい山を目指す、その決意に拍手です。

彼が大学受験をする頃、世界はどのように変化しているでしょうか?

がんばれ!Uくん!月日の経つのは速いよ。

「何のため」を語り合いながら、途中のステップも一緒に考えようね。

久しぶりに大きな夢を聞いて、自分自身をワールドワイドに置こうと試みました。

いやはや、ローカルに固まった私の頭の中はそれさえも叶えることはできません。

2017年2月20日 (月)

Mちゃんは大学生

Mちゃんが入塾したのは小学6年生。

それから7年間、

ずっとずっと、変わらずアゴラ生として通い続けてくれました。

このたび、憧れてきた志望大学の合格を勝ち取り、いよいよ大学生となります。

おめでとう!よく頑張ったね。

お母様よりお電話を頂きました。

「私は中学しか出ていないので、こんな高みに我が子が・・・」と。

「お礼を申し上げるのはこちらです。」とお応えしながら、様々なことを思い出しました。

淡々として着実に学力を伸ばした彼女、

小学5年生になる従妹のYちゃんが彼女をお手本に、後姿を追っています。

2017年2月 5日 (日)

志望校への揺らぎ

神奈川県公立高校受験日まで10日を切りました。

一昨日の新聞で第一次の倍率が公表されたところです。

「うちの子大丈夫かしら?」と不安が押し寄せて

ランクを落とすべきか否か・・・本人ならずとも保護者さまには当然の心情です。

明日から3日間、志願変更の受付があります。

今朝、Uさんのお母様よりお電話を頂きました。

人はきっと、悲観的な考えに共鳴しやすいのだと思います。

本来の思いにフタをして、安全な道を選びがちです。

いや、自分の願望を叶えたいから、誰かに訴えて「大丈夫」の言葉を受け取りたいのかもしれません。

でも神ならぬ身が言えることは

「悔いの残らぬ選択を」「その為に精一杯サポートします」ということ。

私は私の立場で誠実に悔い無き10日間を過ごすつもりです。

2016年8月11日 (木)

カタツムリの歩み

「たゆまざる 歩み おそろし かたつむり」

長崎の平和記念像を作った北村西望氏の句です。

前の晩、像の下方で見つけたカタツムリが、翌朝、像のてっぺんにいた衝撃を詠んだものです。

アゴラの D くん。

少し前までは、アルファベットも覚束なく意思表示も時間のかかる生徒でした。

変化の激しい中学校の中で自分をどう見ていたのでしょう。

「何とかしたい・・」という思いで一杯だったと思います。

入塾が良いきっかけになりました。

その証拠に彼のコツコツぶりはすばらしいのです。

この夏期講習も連日のように自習に来ています。

指導したことは素直に実践します。

帰りのあいさつもこちらを向いて交流します。

少しずつ、少しずつ自信を付けているのが分かります。

彼のステップの運びを「待つ」こと、人の2~3倍、いやそれ以上かも知れません。

それでもいつか、彼を見上げる日が来ることを信じたいと思います。

2016年7月 7日 (木)

やればできる!

中学2年生の男子が入塾してくれました。

直近の1学期期末試験は、英語・数学が12点・0点という結果。

通常ならお断りをさせて頂くケースです。

なぜなら、この時期そうした成績であるということは、

本人の余程の自覚と、徹底した教務のエネルギーを注入しないと

現状打開は図れないからです。

また、専門的見地の必要な背景があるかもしれません。

確かに塾内で「否」の意見もありました。

しかし、受け容れました。

その理由は、お母様です。

「少しわかったよ~」と体験授業から笑顔で戻った息子を愛おしく思い

その夜の内にお申し込みを表明されたのです。

学ぶ楽しさ・分かる喜びの一端でも味わわせてあげたいという親心。

我が子にせめて精一杯の応援をしてあげたいという親心。

幸いにも本人は真面目。

よし、アゴラもその思いに、全力でお応えしたいと決断させて頂きました。

もちろん、「ことばの学校」の受講もお勧めしました。

英語、数学も待ったなしですが、国語力アップこそ火急の課題ですから。

「やればできる」を実現したいと思います。

2016年5月26日 (木)

文章題はイメージする力から

小学5年生のD くん。

まじめな野球少年です。

ここのところ算数の体積を学んでいます。

きょうは 「たて30㎝よこ50㎝の長方形の四すみから1辺5㎝の正方形を切り取り、ふたのない直方体を作ります。

この箱の体積を求めなさい。ただし紙の厚さは考えないものとします。」 という問題で詰まってしまいました。

「それならば」と問題文を音読させました。

最初は、つっかえながら字を追うだけでやっとの状態。

それでも、2回、3回と繰り返すうちにすらすらと読めるようにはなりました。

しかし、立式ができません。イメージができないのです。   

紙とハサミを用意して、一緒に直方体を作りました。

本人、納得です。

たて、よこ、高さを出すことができました。

その後は彼一人で無事答えを導き出しました。

「文章題が苦手で・・・」と嘆いておられる親御さんは多いと思います。

アゴラのホームページに以下記載しています。

ご参考にして頂けたら嬉しいです。

          http://www.agora-aao.com/文章問題が苦手/

2016年5月21日 (土)

M くんのホンネ

何かに付け「忘れました」でコトを済ますM くん。

彼と約束をする時は、守ってくれないことを含んでおかないとその都度、傷つきます。

例えば、定期テストが返された直後の授業はそれを持参することがアゴラのルールです。

しかし、彼がそのことを実行した例しはありません。

思春期後半ともなると複雑な心理も働き、コトは単純ではないことは承知しています。

理由も言い訳もあるので聞きますが、苦しそうな表情に、こちらがギブアップ。

「次回必ず持ってきてね。」 ー 「ハイ」。

そして繰り返し催促を続けるハメに。

しかし、今日は違いました。

「忘れました。」という彼に、厳しめに言いました。

「日曜日を返上して君のテスト勉強に付き合って・・・その結果も教えてもらえないの?」

私の言葉が彼の本気に触れたのだと思います。

思い直したように「アノ、持っています。」と

カバンを探って、五教科のテスト結果を出してくれました。

教科ごとに精査しながら、「ヨシ、期末でリベンジだね。1ヶ月後だよ。」

正直な思いを共有した初めての場面でした。

2016年3月29日 (火)

してあげたいこと、できること

安眠が妨げられるほど気に掛かる生徒がいます。

中学3年生。

入塾してひと月。学力の程が明らかになりました。

例えば英語・・・1年の初っ端に習う内容から入っていません。

この2年間、どういう授業の受け方をしていたのでしょう。

分からないに分からないが重なって、どれほどの苦痛だったか。

ご家族は公立高校へとのご意向だけれど、学力の土台は残念な状態です。

限られた時間でどう取り組むか?

彼が通塾してくれることのみが頼みです。

「挑戦してみたら…意外とできるやん!」と、

少しずつ、分かる喜びを共有しながら、前へ進みたいと思います。

それは、心の収穫が多い道であると信じます。

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