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2020年1月

2020年1月18日 (土)

「うさぎと一緒に」

2019度NHK障害福祉作文コンクールで優秀賞に輝いた作品のタイトルです。

受賞者は発達障害を持つすーちゃんという幼稚園児を育てるヤングママ、石川洋子さん。

相模原市在住と知り、インタビュー番組にくぎ付けになりました。

2歳の頃から子育てに違和感を持ち、日中何度も叱っては、夜、寝顔を見ながら

自責の念に駆られていたそうです。

ママ友に相談して「大丈夫だよ」と言われても、モヤモヤは続きます。

不安を抱いて専門家に相談したところ、「大丈夫じゃないね」と言われ、診断テストを受けました。

「アスペルガー症候群」と診断が出た時は、原因が分かり、ご夫妻そろって心底安堵したそうです。

そして理解や支援を求める時、「悪い所ばかり見ないで。良い所も一杯あります」と具体的に説明できることが嬉しいとおっしゃいます。

タイトルの「うさぎと一緒に」は、幼稚園で飼われているうさぎが大好きで離れられないすーちゃんに

「お弁当や読み聞かせの時間はうさぎの前でやろうよ」とクラスのみんなからアイデアが出たそうです。

これこそ合理的配慮!!

「スーちゃんを否定しない。特性を理解した上で良い所を見る」すばらしい学びです。

時代の目指す「共生」の大切な視点だと思います。

 

 

2020年1月11日 (土)

入試直前土曜特訓

今年度の神奈川県公立高校の入試は2月14日に実施されます。

そう、あと34日でその日は来ます。

受験生は、冬期講習に引き続き5回の土曜特訓で鍛えられて、決戦に向かいます。

今日はその土曜特訓の初回日。

タイムレコーダーにカードを入れようとするTくんに

「どう?疲れていない?大丈夫かい」と声を掛けました。

受験生誰もが直面しているとはいえ、心の内では逃げ出したい思いもあるかも知れません。

「そんなこと聞かれてもどう答えたらいいの?」ってな感じですよね。

受験という試練にどう立ち向かうか。

これから本格的に人生を構築する彼らに、

まずはこの局面を悔いなくチャレンジして人間としての一歩を固めよと言いたいです。

皆に幸あれ!

2020年1月 3日 (金)

2020 箱根駅伝

母校が3年ぶり3度めの箱根駅伝出場を果たしました。

そして見事、目標であった初のシード権を得ました。

創部48周年と言いますので私の現役時代と被ります。

「そうか、あの時代、存在さえも知らなかったけれど『今に見ろ』と走っていた人たちがいたんだ」と厳粛な気持ちになりました。

今回の目標は「往路6位、復路8位でシード権獲得」と聞いていました。

昨日、往路の結果は7位、まずまずでした。

しかし復路の本日はあっという間に11位に転落。

強豪校に挟まれてシード権獲得の10位以内は無理かもと悲観しました。

ところが、最終の10区でドラマが生まれました。

何と区間新記録の走りで3年生のS選手が9位でゴールしたのです。

完走を危ぶんだ中継車が心配するほどのずば抜けたスピードでした。

応援してくれる人たちに応えたいという本人とチームの執念に涙しました。

「諦めない強さ」。走る姿に生き方の根本が表れいて心から感動しました。

 

2020年1月 2日 (木)

一年の初めに

国連高等弁務官を勤め上げて昨年お亡くなりになった緒方貞子さん。

テレビで彼女のドキュメントを見ました。

40歳にして国連の舞台に躍り出た人生は「台所から国連へ」と表現されました。

大学の教壇に立つほどの能力の持ち主であったとはいえ、

主婦として家内を切り盛りし、二人の子育てに専念する日々との落差は尋常ではありません。

もちろん多くの方々の後押しがあったわけですが、

彼女の逡巡の壁を破ったのは、何だったのでしょうか。

5.15事件で暗殺された犬飼毅を曽祖父に持ち、外交官の父の下で外国生活を経験したことは大きかったと思われます。

それ故に、常人以上の「知への探求」と「視点の高さ」を持ち合わせていたことは想像するに余りがあります。

しかし、何よりも「日本はなぜ豊かな国アメリカと戦争をしたのか」、その理由を知ることへの執念、

そして行き着いた答えの「責任者の無責任」を、自分だったらと置き換えた使命感だったのではないでしょうか。

後年、UNNHCR(国連高等弁務官)として難民問題と直面する彼女は、

「難民の命を守るために」という判断基準を堅持して、数々の打開策を打ち出して成果を上げて行きました。

ルールや前例に拘り、無意識的にも差別意識に支配されるスタッフに対し、リーダーとして毅然と指示を下すのです。

一人の女性の先輩として彼女の生き方を知るとき、学ぶべきことの多さに圧倒されます。

そして、2020~2030年のこの10年間が人類の幸福、地球の平和に

とても大切な10年間であるという指摘に深く納得します。

私にできることは何があるか、考えつつ取り組んでいく一年にしようと決意しています。

 

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