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2017年10月

2017年10月21日 (土)

白い花束

2年前大学受験生として、アゴラに通ってくれたT 君より突然の電話がありました。

「お邪魔してもいいですか?」

「もちろん!大歓迎です。いつでも」 と応じながら

少しばかり不安がよぎりました。

彼は、第一志望校に届かず、不本意に今の大学に入学を決めました。

翌年再度チャレンジするか、機会を見て転学するか、

決めた大学に誇りを持てず、憧れた大学への思いを引きずりながら

学生生活がスタートしたのでした。

そしてー今日。

現れた彼は、いつものイケメンぶりに心なしか自信が滲み出ていました。

それはきっと、良い仲間に囲まれて充実した日々を送っている証です。

「将来は中学の英語の先生」 ときっぱり。

先ずは英検2級にも合格し、コミュニケーションスキルを高めるのだと、

積極的に学内の役割も買って出ているとか。

やァ、素晴らしい。安心しました。楽しみです。

人生ですもの、雨の日もあります。でも、いつまでも続く雨はありません。

若い人から大いに励ましを頂きました。

別れ際、「一周忌ですね。塾長に」 と白い花束を渡してくれました。

2017年10月13日 (金)

進路変更

昨夕のこと。

バタバタとした電話がありました。

中学3年生の息子さんが、9割9部決めていた専願の私立高校を、

「本日、只今、急遽取りやめた」とのこと。ついては、

「このタイミングではあるが公立高校への進路の手助けをして欲しい」と。

知らない彼ではありません。

ましてや、当のお母様にはどれほどお世話になっていることか。

ともかく「今夜8時半、成績表やら、模擬試験の結果やら、判断材料持参でお出で下さい」と

お応えし、ハテ、どうしたものかと胸中穏やかではありませんでした。

講師の一人に相談しました。

高校時代、野球部を貫き、短期集中で県立相模原高校の合格を勝ち取った経験を持ちます。

「大丈夫です。まだ、4ヶ月あります。よかったら僕に任せて下さい。」

一挙に不安が吹き飛びました。

約束の時間に現れた彼の口から

4度目の学校見学で、心が翻ったと聞きました。

実際に教室の雰囲気に将来の自分を置いたとき、

笑えていない自分がいたそうです。

入学する前の気付きでよかったと言葉を交わしたことでした。

2017年10月11日 (水)

新しいご縁

小学6年生の女の子が入塾します。

中学受験をして、あこがれのS中に行きたいとのこと。

しかし、この時期からのスタートでは、私自身が責任を持つことができず、

中学校を見据えて、基礎力を付けることを目標にしてはとご提案したのでした。

ご両親も納得くださり通常コースでの受講となりました。

確かに受けてみなければ結果は分かりません。

そして、受験は自由です。

多分、彼女はまっすぐ受験に向かうようではあります。

それもよしです。

ただ、塾人として、彼女の将来を考えたとき、

多くの知識を限られた期間に詰め込むより

学ぶ楽しさや尊さを味わって欲しいのです。

この新しいご縁を大切にしたいと心より思います。

2017年10月 7日 (土)

温かなネットワーク

知り合いの外国人が日本で就職活動をしていました。

27歳の心やさしい青年で、母国語の英語とスペイン語がウリです。

しかし、なかなか成果を得ることができず、途方にくれていました。

観光ビザで8月に入国していますので、残された日数も不安の種です。

そうした現状を、私のささやかなコミュニティにアップしました。

すると、若いお二人の方がすぐに反応して下さり、本人と面談。

まるで兄の様に心配し、日本社会で生きる道筋のイロハをアドバイスして下さったのです。

安心と元気をもらった彼は、俄然前向きになり、ほどなく契約社員の口を獲得しました。

そして、日本語に磨きを掛けると意慾に燃えています。

まずは、めでたしです。

何よりも嬉しかったことは、見通しの利かない異国の地を歩く彼に

「大丈夫だよ」と寄り添ってくれた日本人がいたことです。

そのことは、そのまま彼の日本に対する愛着に繋がるでしょうし、自らも人の役に立とうと生きる見本になることと思います。

大きい口を叩くようですが、こうした一介の人同士の関わりにこそ世界平和の実像があるのではないでしょうか。

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