2019年7月28日 (日)

Kくんの空間認知力(その1)

Kくんには発達障害があります。

特に表現力・発話力が十分に機能せず、

これまでに諦めたり誤解されたりは頻繁でした。

出会いは彼が小学校3年生の時。

現在中学2年生ですから、5年近くのお付き合いになります。

「国語が心配です。読解力がありません」

お母様は我が子の将来を案じ、

合理的に、しかし良いと思われることには惜しみなく機会を与えて来られました。

大きな決断は、中学受験です。

1.Kくんが一人で通学できること。

1.Kくんの特性をより理解しサポートしてくれること。

1.宗教的信条に沿っていること。

などが学校選びの基本でしたが、志望校の偏差値は55を超える人気校でした。

当然勉強への圧は高くなり、日々親子での取り組みというより、バトルでした。

そして、合格!

誰もが「えーっ」と驚き、讃えました。

その時の彼の誇らしげな表情は忘れることができません。

あれあれ、タイトルに外れて思い出話しになってしまいました。

彼の空間認知力がテーマでしたのに、失敬 😃 失敬 😃。

続きは次回としましょう。

 

 

 

 

 

 

 

2019年7月 6日 (土)

M くんの葛藤

大学受験生 M くんの、志望校合格への熱願は揺るぎないものです。

しかし肝心の学力が遠く追いつかず、高校の先生からはダメ出しのオンパレード。

ぱっとしない現状への激励でしょうが、そのたびに怒りと自己嫌悪に彼は凹みます。

昨日もそうでした。

全ての授業が終わり、静かな空間。

気落ちした彼を囲み、2人の講師と共に4人でじっくりと対話しました。

外は冷たい雨が降り続いています。

年齢はさして隔たってはいない講師に、

大学入試の不安も辛さも、受け止め共感してもらいながら、いつしか前向きの彼がありました。

塾頼みの、云わば他力本願の姿勢と、勉強の量も圧倒的に不足している甘さを反省する M くん。

何がポイントか、自分の強みを活かしながらも受験教科の勉強のバランスを取ることを勧める1人の熱血講師のアドバイスが的を得ています。

「あきらめるな」「自分でもびっくりする力があるんだよ」といつもはクールなもう1人の講師が明言しました。

1時間近く経ったでしょうか。

「頑張ります」とMくんは面を上げ雨の中を帰って行きました。

2人の先生たち、夜遅くまでありがとう!

そして M くん、本気で向かっていこう! いつでも応援しているよ!

 

2019年6月17日 (月)

初めての場所

昨日の寒い雨が嘘のように、梅雨の晴れ間の一日。

初めて竹橋へと出向きました。

「新入試を見据えた現代文の読解について」のセミナーを予約していたからです。

120分の講演を聴き終え、大いに知的刺激を受けました。

そのまま地下鉄に潜るにはもったいない気がして、道向こうの竹橋を渡ったら

何とそこは「国立近代美術館」。

美術にはとんと素養がありません。

近寄りがたい気もしましたが、誘われるように中に入りました。

もし今日の機会が無かったら、一生知らないままに過ごして終わったかも知れません。

それは場所だけに限らず、人との出会いにも言えることです。

限りある一生をどれだけ豊かに彩るか、まんまの自分で積極的に動くこと。

人とも大いに関わろう!とかいきなり思ったのでした。

2019年5月29日 (水)

それほどに

「先生、○○が勉強してます!」

「学校の宿題でもない期末テストの勉強(社会)を」

「こんなこと初めてです」

午後8時過ぎ、突然入ってきたお母様からのメールです。

中学3年生、男子。まじめで穏やかな生徒ですが、今ひとつ勉強に対して意欲が見えません。

ちょっと前に流行ったいわゆる「草食系」。

色々なことに受け身で自分から質問や報告は余程のことが無いとしません。

この2年、そうした彼の課題をお母様と共有しながら、

ああでもない、こうしましょうと試行錯誤は数知れず。

その彼が!!!!!

冒頭のメールになったわけです。

「びっくり嬉しいです」と返信しました。

「これで結果に繋がれば」とお母様。

期末テストまであと2週間です。

 

2019年5月28日 (火)

誰もが成長したい

中学2年生の男子が入塾しました。

体験授業から2ヶ月を経ての突然の申し込み。

成績はオール1 に近い状態です。

分数の計算も危うく、英語もアルファベットから手当が必要です。

中2とは言え、大幅な戻り学習を余儀なくします。

塾としては敬遠したいケースではあります。

塾に送り出すについては、お母様もぎりぎりの決断のようでした。

さらに「何としても公立に入れて下さい」と。

彼の成績が振るわないままなのは何が原因なのでしょうか。

実は昨晩、自習に来ました。

さすがに定期試験2週間前とあって重い腰を上げてくれたのです。

「何の教科をやるの?」 「・・・」

「ワークは持ってきた?」 「学校に置いています」

「何を持ってきたの?」 「筆箱です」

「そっか。じゃ、この範囲のプリントを出すよ」

忍耐の鎧を付けて、共に出陣です。

やり始めると集中度が高まり、あっと言う間の1時間半でした。

清々しい顔をして「ありがとうございましたァ」と帰る後ろ姿に

「乗りかかった船だ。見届けよう」とハラを決めたのでした。

 

 

 

2019年5月10日 (金)

初めての関門

6月2日は英語検定日。

その日を目指して5級に挑戦する小学6年の女子Mちゃんがいます。

5級といえば、中学1年生レベルです。

この1年、同学年のお友だちに先きんじて英語と向き合って来たとはいえ、

異文化吸収に戸惑っているのが傍目に分かりました。

英語学習の初めての関門を、何としても通過させてあげたいと思います。

なぜなら、その成功体験は今後の学びの門を大きく開くことになるからです。

案の状、過去問のでき具合は30%くらいでした。

「エッ、どうしよう」「このままでは」・・・。

そこから始まった1:1の特訓。もちろんボランティアです。

「読んでごらん」と単語を指しても声になりません。

背中を押しながら「いいんだよ、どんどん間違ってね。」

「間違うことが力になるよ」

そして、じっくり待ちます。

3週過ぎた昨日のことです。自力で3問連続の正解が出せました。

「素晴らしい!」大きな声で称えました。

彼女の顔も晴ればれです。理解が進み自信が付いてきたのが分かります。

合格を共に喜び合いたいと思います。

それは、彼女の勝利であり私のそれでもあるのですから。

 

 

 

2019年5月 3日 (金)

新時代「令和」

巷では「平成最後の」や「令和初の」などと時代を区切る形容がなされました。

もとより時代や時間に色や形があるわけではなく、

時代相は、人がどう捉えどう生きるかで形作られる気がします。

いよいよ「令和」がスタートしました。

素直な気持ちで、前を向いて歩こうと思います。

 

 

 

2019年4月 8日 (月)

巡る春

鹿沼公園の桜は定番です。

この土・日も公園のあちこちでお弁当を広げるグループが見受けられました。

一方、進学や進級で、子どもたちは新しいステージに。

私たち日本人は桜花と共に人生の節目に立つことを余儀なくされます。

桜の花に見守られて一年をスタートするのは、

「苦難にぶつかっても心に花を抱いて負けるな」との意味でしょうか。

厳冬を越えて咲く桜は、人間の内に孕む可能性を表しているのかも。

ともあれ新年度がスタートしました。

どんな人と出会うのか。

どんな学びを得るのか。

チャレンジ精神を小脇に、「いざや前進!」です。

2019年3月14日 (木)

映画 「 グリーンブック 」

今年のアカデミー作品賞を受賞した「グリーンブック」を鑑賞しました。

来日したファレリー監督のインタビュー番組を耳にしたのがきっかけです。

いわく、
     「 差異を越える唯一のものは対話である。
      大切なのは勇気。
      みんな同じ人間なのだ・・・。」
まるで自分が肯定されているようでした。
なぜなら私の信念と100%合致していたからです。
舞台は1962年のアメリカ南部。
激しく理不尽な人種差別に直面しながら
正反対の二人が友情を育み、やがて一生の友になります。
それは実話に基いたストーリーであるだけに迫り方が違いました。
先の監督は続けます。
「 伝えたかったことは希望だ。
話すことでお互いを知り、共通する部分を見出していく。
僕はそこに希望を感じる」 と。
人間は「ことば」という道具を持つ唯一の動物です。
その 「ことば」 を増やし磨き、人と真摯に向き合う・・・ 「対話」 にこそ
人類が直面する課題解決の方途があるのではないかと思います。
ワクワクしながらパンフレットを買い求め、帰路に付きました。

2019年2月23日 (土)

視点を変えて

きょうは土曜日。休日です。

にもかかわらず、朝9時には

ボランティアの助成金をゲットするために、プレゼン会場の緑区合同庁舎にいました。

「あすぽーと」はこの12月、うすいまさとさん率いる「バンドエイズ」という

壮年5人組のジャズバンドをイベントの講師としてお迎えします。

メンバー全員が発達障がいのお子さんを育てておられます。

母親とは違ったお父さんの視点、提案、悩み、不満、不安などを大いに語り合って頂き

新たな学びや気づきを得たいと思います。

題して「お父さんのぶっちゃけトーク」。

子育ては夫婦の協働作業であることには異論は聞きません。

でも現状はどうでしょう?

多くのご家庭で、母親の方に過重の負担が掛かっているようです。

いきおい、あすぽーとの雑談会でも、夫に対する不満炸裂はたびたび。

ここを切り口に、立場の違いや表現の差異を理解し、気付きを得て

それぞれのご家庭で話し合うきっかけになればとの趣旨です。

例年よりハードルを高くしたイベントに向けて

知恵を出し合い、工夫を見出して、

ご参加の皆様に喜んで頂けるよう更なる腕まくりです。

それにつけても無事に審査が通りますように。

«バンザ―イ!バンザ―イ!

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