2020年9月19日 (土)

因果で織り成す歴史の流れ

NHKで不定期に上映される「映像の世紀プレミアム」。

録画しては欠かさず見ています。

毎回、膨大なアーカイブから編集され、実録映像が歴史の審判として迫って来る貴重な番組です。

今回のテーマは、「世界を変えた女たち」。

20世紀初頭、男性中心社会の中で、立場も存在意義も認められていなかった女性。

洋の東西を問わず、女性はある限度以上に社会に出るべきではなく、

その役割は家庭内に留まって家族をサポートすることとされていました。

それを変えていったものが、

自由を求める女性自らの先覚の声、

銃後の女性たちの数や力を宛にせざるをえなかった2度に渡る大戦争、

そして母なる女性に連なる男性たちの理解のあるいは利用主義の力でした。

それらを繋ぐように映像が繰り出されます。

編集者側の意図や時間制限による偏りはあることは知っています。

それを割り引いても圧倒的な説得力です。

歴史の流れは近年に至り、

タリバンに襲撃され瀕死の傷を負ったシリアのマララさんが、国連で挨拶した場面の不屈の信念には打たれます。

そして、史上初のアメリカ合衆国大統領女性候補、ヒラリークリントンの登場。

彼女の敗戦の弁が心に響きます。

「これまで成功も失敗も、時には深く傷つくこともあった。このガラスの天井はどこまでも高く頑丈です。

でも、いつの日か誰かがきっと、私たちが考えるよりも早くそれを打ち破ってくれるでしょう」

さらに「女の子たち、忘れないで。あなたたちが掛け替えのない存在で、大きな力を持っていて

この世界のどんなことにも挑戦する資格があることを。あなた自身の夢を追いかけ実現してください」とありました。

ものごとは一挙に変化するものではないが、諦めなければ必ず達成するとのメッセージです。

長い歴史の波の中で、バトンを渡すように因果、因果と繋がりながら実現して行くものなのでしょう。

尊敬する人に続こう、友と手を繋ごう、そのためにできることは何なのか、心を新たにする学びがありました。

 

 

 

2020年9月 8日 (火)

ここにもコロナ禍

今回、アゴラで英検実施に至った経過は、コロナ禍対策による本会場の受け入れ縮小が遠因です。

数ヶ所の準会場に連絡しましたが定員オーバーでアウト。

ならばアゴラでやろう! 手を尽くした後のギリギリ始動の大慌て対応です。

一定数の受験者を揃えることができるか心配でしたが、

英検本部のホームページの個人申し込み受け入れ準会場実施一覧に塾名がアップされるや、

たった1日で20名を越える問い合わせがありました。

世田谷、清瀬、保土ヶ谷・・・皆さん、遠隔地です。半数の方には涙を飲んでお断りをさせて頂きました。

2級受験者には大学入試に関わる大切な試験。

1点でもスコアを上げたいと希望を繋いでいらっしゃるのです。

受け入れ不可の方々には、申し訳なく罪を犯しているような錯覚を覚えました。

コロナという想定外のパンデミックに遭遇しているとは言え、

情報収集の力不足の謗りは覚悟の上であえて言いたいと思います。

この現状は大人社会の不完全、不都合によって若い人たちを被害者にさせたと言ってもいいのではないでしょうか。

 

 

 

 

2020年8月29日 (土)

英検緊急受付中!

アゴラは三大検定、すなわち、漢検、数検、英検の準会場認定校です。

漢検と数検については、毎年行事化して受検生の取り組み目標としています。

ところが、英検に関しては、ここ2~3年、実施人数を整えることができず、

個々に本会場を申し込んでもらっています。

一昨日のこと。受検生の代行でコンビニに申し込みに行きました。

手続きができません。もう1件行きました。同じ状況でした。

翌日、書店でならと足を運びました。残念ながら不可でした。

どうやらコロナ対策で、例年通りの運営ができないとのことでした。

英検のHPを開くと、500件近い準会場実施一覧が開示されています。

近場の会場に電話しましたが「定員オーバー」で申し込みはできませんでした。

心労この上もありません。

英検本部に連絡を取り、窮状を訴えました。

急転直下。ありがたい事にアゴラで実施できることになったのです。

よし!

ゴールは決まりました。

資材はこれから送ってもらいます。

受検生の数は今から募集して定員を満たします。

先手も後手もありません。

綱渡りのような手配と準備。

10月3日の無事実施と受検生たちの大成功を祈り、走り始めました。

 

 

 

2020年8月21日 (金)

ガンバリの先き

昨日は年に1回の漢字検定、その日でした。

アゴラでは毎年、漢字検定を夏休みのチャレンジ目標として設定、実施しています。

1か月も前から、受検の促しをしていますが、おいそれと申し込みをしてくれないのが実情です。

さて、午後1時。三々五々に子どもたちが集まってきました。

その中に、お母様と一緒に入室してきた小学3年生のHくんがいます。

彼には発達障がいがあり言語理解に若干の弱さがあります。

今回は10級を申し込みました。

予め、過去の問題をひと通りチエックして、所どころできないものがあったそうですが、「やればできそう」と申し込みをOKしました。

ご両親は大喜び。

お母様は毎日勉強に付き合われたご様子。

お父様は、検定当日、「きょうは寿司だぁ」と送り出されたそうです。

1か月後に合否の結果が届きます。努力が報われ喜ぶHくんとハイタッチしたいです。

 

 

 

2020年8月18日 (火)

好きなことで身を立てる

中学3年生の I くんは気立ての良い男子です。

忙しいお母さんに代わり自宅の台所に立ちます。

冷蔵庫を開けては、残った材料で一品、二品、パパっと作ります。

弟くんやお母さんを「美味しい」「お代わり」と喜ばせています。

素晴らしい能力だと思います。

その彼が、ほぼ進路を決めました。調理師専門学校に付属した高校です。

少しばかり (ってか、相当)授業料が高いので最終決定ではありません。

でも、学校見学に何度も足を運んでいる彼は、ほとんど気持ちを固めている様子です。

私を座らせて、パンフレットを開き嬉しそうに説明する顔、声。

プロとして社会に出るのは容易ではないと思います。

しかし、「好きこそものの上手なれ」。好きなことで身を立てることは、幸せなことです。

I くん、あなたの道がまっすぐに開けますように。

 

 

 

残された中学生活、本文に戻って、もうチョイ頑張ろうや。

2020年8月13日 (木)

Tくんと一緒に思案橋

中3生・Tくんの通う学校は「自分たちが生きていく社会を新たな視点で見つめなおす」ことを

夏休みの課題としています。

引いてはその社会で生きていく「自分の生き方を考える」ことが最終目標とのこと。

その手掛かりとして彼は「子犬工場」という1冊の本を読みました。

ぺットブームの中、商品として繁殖させられた動物たちの現実は、人間のエゴの犠牲です。

動物愛護団体の啓発活動は静かな問題意識を喚起していますが、

生命尊厳の思想が商業主義を突き崩す域には未だ達してはいません。

動物も含めて全ての命が大切にされる世の中を作るには、どうしたら良いのでしょう。

学校の問いは続きます。

この社会で「ある」のに「ない」とされている問題は・・・。

担当の先生のコメントは「もし、ペットも人間も同じ命ある大事な存在だと皆が考えているなら、

この問題を「見えなくしている」原因はどこにあると思いますか?

はて、さて・・・、この本を真ん中に、Tくんともうしばらく対話の思案橋を渡りたいと思います。

 

 

2020年8月10日 (月)

夏期講習本番突入!

コロナ禍による大幅な変更を余儀なくされた学校のカレンダー。

半減された2週間の夏休みに目いっぱいの夏期講習を組みました。

そう、盆もへったくれもありません。

折りしも第1回模擬試験の結果が戻り、高校受験生は俄然、足元の寒さを自覚。

困ったことに、定期テストの実施日が学校によりマチマチです。

本格的に中学1・2年の復習をする流れを作るのが頭の痛いところです。

どうしたら、学力も志望校も違う一人ひとりに適する内容にできるか。

これでもかと知恵を絞りつつ、計画を立てました。

一方で、自習に来る子供たちの少ないのが気になります。

家でやっているのだろうか。老婆心であることを祈ります。

 

 

2020年8月 9日 (日)

一人ではない

「諸行無常」ー 固い言葉ですが、ときおり口に出してみます。

ものごとは全て変化し、終わりは必ずくるということ。

年齢を重ねて、そのことに体験的に気づき、あるときは諦め、ある時は希望を持って生きて来ました。

いま、どんなに美しいものであっても、やがて廃れます。

いま、どんなに自在な環境であろうとも、いつまでも続きません。

いま、苦境のど真ん中にいようとも、事態は必ず変化します。

だからこそ、その場しのぎではなく、意味をもたらす生き方をしたいと思うのです。

だって・・・もったいない!

どうせ辛いなら、苦しむなら、やられっぱは嫌です。

泥の中から咲く蓮華の見事さを心に描いたら力が湧くような気がします。

昨夜、NHKで「ライブエール」と題した歌番組が放送されました。

こんなに多くの励ましの歌があるのかと驚きながら、

心に届くそれらの曲に耳を傾けました。

人が人を励ませるのは連帯の心があるからだと思います。

「一人ではない」のです。

人間ってすごいものだなぁと心から思います。

 

 

 

 

 

2020年7月25日 (土)

[夏期講習」パート1

23,24,25日の3連休を利用して夏期講習を実施しました。

8月に控えた夏期講習本番に先んじて「パート1」とネーミング。

朝9時より3時間ごとにブロックを作り、休憩時間も入れると終了は夜8時です。

1日3ブロック、3日間で計9ブロックを陣立てしました。

アゴラの授業形態は個別指導型ですが、今回だけは自立自習型で、かつ受講料は格段にお安くしました。

3時間をいかに充実したものとするか。その鍵は「自らが決める」ということです。

各人に記入用紙を配布し、P-D-C(プラン-ドゥ-チエック)のサイクルを考える機会を設けました。

つまり、受講前に何をどのように進めるか、計画を立て、実践し、終了後に振り返るのです。

最初は戸惑っていたメンバーでしたが、いつしかこなれた様子で進めていました。

もちろんアゴラで用意した目標はあります。しかし主役は生徒本人です。

長丁場を乗り切るために、どこまでも本人の意思を尊重しつつ、誘導しつつカタチにしました。

「TT大作戦」と銘打った3日間。

「とても」「つらい」大作戦ではなく「楽しく」「たくましい」大作戦となったでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

2020年7月17日 (金)

「大地と大河」は大空へ

大地くんと大河くんは共に小学生。2歳違いの兄弟です。

彼らは今夕6時、日本を発ちカナダへ向かいました。

カナダに移住し、留学するためです。

アゴラの塾生として2年半。お母様も含めて忘れ得ぬ縁を結ばせて頂きました。

「もう、空の上でしょうか。ご無事、大勝利を祈っています」とメールをしましたら、

ラインの友だち登録をお願いされました。YOROKONNDE!

限りある人生。出会う方々も限られることを考えると全ての方が宝の存在に思えます。

人生の総仕上げをする思いで丁寧なふれあいを心がけます。

 

 

 

 

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